3-2 病気になる原因②

病気になる原因②

疾病の原因

項目 説明
内因性疾患 年齢、性別、遺伝など個体に原因がある疾患。
外因性疾患 感染症や薬物中毒など外部要因による疾患。
疾患・疾病 病気の総称。外傷は含まないが、傷病は外傷を含む。

遺伝子・染色体異常

項目 説明
常染色体と性染色体 ヒトは22対の常染色体と1対の性染色体を持つ。
先天性疾患 遺伝子や染色体の異常が原因で胎内または成長期に発生する疾患。
遺伝子病 病的遺伝子が原因となる先天性疾患。
配偶子病 精母細胞や卵母細胞の減数分裂で発生する疾患。
胎芽病 胎芽期の化学物質や病原微生物で正常発生が障害される疾患。

先天性疾患

項目 説明
奇形 感覚器、循環器、神経系、消化器などの先天的な形態異常。
血液異常 遺伝性球状赤血球症などの先天的な血液異常。
内分泌異常、免疫異常 ホルモン分泌や免疫機能の異常に関連する先天性疾患。

加齢

項目 説明
加齢の過程 成長期、成熟期、退熟期を経て加齢(老化)が進行する。
実質組織と水分量の低下 加齢により細胞内水分量が低下し、動脈硬化が進行する。
カレンダー年齢と肉体年齢 同じ年齢でも肉体や精神の状態が異なることを示す表現。

腫瘍

項目 説明
腫瘍 細胞が異常に増殖する状態で、良性と悪性に分けられる。
良性腫瘍 増殖が周囲の正常組織にとどまる。
悪性腫瘍 増殖が無制限で周囲に浸潤・転移する。
癌(cancer) 上皮性組織から発生する悪性腫瘍。
肉腫(sarcoma) 非上皮性組織から発生する悪性腫瘍。

感染症

項目 説明
感染 微生物が体内に侵入・増殖し障害を引き起こすこと。
感染経路 経口感染、空気感染、接触感染などがある。
耐性菌 抗生物質に抵抗性を持つ菌。MRSAなどが代表例。
ウイルス感染 ウイルスによる感染症。インフルエンザやエイズなど。

免疫とアレルギー

項目 説明
免疫 外敵から自己を守る生体の働き。抗体の産出などが含まれる。
アレルギー 免疫反応が過剰となり不利な現象を引き起こす状態。
自己免疫疾患 自己の組織に対して免疫反応が生じて障害を引き起こす疾患。
免疫不全 免疫機能が正常に働かず感染症にかかりやすい状態。

代謝調節障害

項目 説明
ホメオスタシス 生体の内部環境を一定に保つ機構。神経系や内分泌系が関与。

暗記アドバイス

暗記は効率が重要です。項目ごとに要点をまとめた表を使い、毎日少しずつ覚えていくと良いです。まずは、ざっと目を通し、全体の流れを把握しましょう。次に、1日に1つまたは2つの項目を重点的に覚え、その項目のポイントを自分の言葉で説明できるようにしてみてください。理解を深めるためには、項目を関連付けて覚えることも効果的です。

例えば、疾病の原因については、内因性疾患と外因性疾患の違いをしっかり押さえましょう。遺伝子や染色体異常についても、病態がどのようにして起こるのか、そのメカニズムを簡潔に説明できるようにしましょう。

最後に、反復学習が大切です。覚えた内容を1日、3日、1週間後と繰り返し復習することで、長期記憶に定着させましょう。自分自身をテストする形でアウトプットするのも効果的です!どんどん知識を積み重ねていきましょう!