呼吸器の構造と機能
呼吸器の構造と機能
項目 | 説明 |
呼吸 | 酸素を吸収し、二酸化炭素を排出する生理的過程。 |
外呼吸 | 肺で行われるガス交換。酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する。 |
内呼吸 | 組織や臓器で行われるガス交換。細胞での酸素の利用と二酸化炭素の排出。 |
呼吸器 | 外呼吸に関わる器官群。主に気管、気管支、肺を指す。 |
気管・気管支 | 空気を肺に送る管状の器官。 |
肺 | 呼吸のための臓器。左右に分かれ、右肺は3葉、左肺は2葉に分かれる。 |
肺胞 | 気道の最終端に位置し、酸素と二酸化炭素のガス交換を行う。 |
肺区域 | 肺の構造単位。右肺と左肺それぞれ10の区域(S1~10)に分かれている。 |
横隔膜 | 呼吸筋の一つで、吸気時に収縮して胸郭を拡大する。 |
肋間筋 | 呼吸に関わる筋肉。外肋間筋は吸気時、内肋間筋は呼気時に働く。 |
吸気 | 空気を肺に取り込む過程。外肋間筋と横隔膜の収縮により胸郭が拡大する。 |
呼気 | 肺から空気を排出する過程。内肋間筋の収縮と横隔膜の弛緩により胸郭が縮小する。 |
延髄・橋 | 呼吸をコントロールする脳の中枢。呼吸運動を調整する。 |
胸郭 | 胸部を形成する骨性および軟性の構造。肋骨、胸骨、胸椎、肋軟骨で構成。 |
肋骨 | 胸郭を構成する骨。呼吸時に上下に動くことで胸郭の拡大や縮小に関与する。 |
胸椎 | 背骨の一部で、肋骨と連結し、呼吸運動を支える。 |
呼吸の仕組みと関連器官の役割
呼吸は酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する過程で、外呼吸(肺でのガス交換)と内呼吸(組織でのガス交換)に分かれます。呼吸器は気管、気管支、肺で構成され、特に肺の肺胞でガス交換が行われます。吸気時には横隔膜と外肋間筋が収縮し、胸郭を拡大します。呼気時には内肋間筋の収縮と横隔膜の弛緩で胸郭が縮小します。呼吸は脳の延髄と橋で制御され、胸郭の骨や筋肉が呼吸運動をサポートします。